きなことら

主に注文住宅とパニック障害について思ったことを書いていきたいです

共存編【第七話】ストレスと偏食

 

🐯 前回までのあらすじ🐯

高校まではストレスフリーの元気ハツラツ、ご飯大好き人間

大学受験二度の失敗で、初めての挫折と、胃腸炎パニック発作を経験。

早朝の長時間の通学電車で発作が頻発したが大学生活は楽しく過ごした。

 

緊張の場面で突然酷い発作に襲われ恐怖を感じたものの、それ以来無いので特に原因解明せず。

就職し多忙だがやりがいのある日々。食生活が乱れ、甘い物への欲求が増す。

 

【第七話】ストレスと偏食

 

会食恐怖症

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地方の本社での研修が終わり、地元の支社に転勤しました。

 

仕事も人間関係も住む環境もガラリと変わり、

ストレスが猛烈に増えました。

 

一番のストレスは会食でした。

 

 

終業後、上司達に囲まれてのアドバイス飲み会。

(ご教授?説教?)

 

課長には箸の持ち方が違うと注意され、

(2歳位から同じ持ち方)

 

部長にはお酌の仕方が悪いと御指導いただく。

 

 

一般常識に欠けたド新人に、

上の方々から御指導いただけたのは大変有難い事です。。

 

善意で私のために、と頭ではわかっておるのです。

 

 

説教系に続き最も辛いのは偉い人とのお食事。

 

社長の隣では、緊張して食事が喉を通らない。

 

しかも高級食材がことごとく口に合わない。

 

つい「おいしゅうございます」と

にっこり演技するド阿呆なワタクシ。

 

 

とにかく会社の会食は、酒も飲めないのにやっていられない。

 

社会の荒波に揉まれ、ストレスを溜めていきました。

 

 

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会食=ストレス胃痛が続いたせいか、

 

友人とですら、人とご飯を食べると胃もたれするようになってきました。

 

 

後々気付いた事ですが、

 

私は律儀に会社の飲み会やランチに参加してストレスを溜めましたが、

 

他の先輩や後輩達はうまく避けまくっていました。

 

 

偉い人が来る前はなぜか営業さんが激減していて部屋が寒いのです。

 

「忙しいから今日無理、話しかけるな」オーラで残業する人も。

 

 

ずるいじゃないか、私もそのオーラ出したい。

 

私は救いようが無い程嘘がド下手くそでした。

 

 

「え、断って良いのか」と気づいた時点で既に遅かったのです。

 

すっかり会食恐怖症に片足を突っ込んでいました。

 

偏食

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朝食はコンビニの菓子パン。

 

 

昼食はたまに自炊した弁当、

(ほぼ惣菜コロッケの卵とじ丼)

 

パン屋の惣菜パンや菓子パン

 

外食でパスタ、うどん、カレー、和洋食

 

 

夕食は、添加物がしこたま入ってるであろう

牛丼、親子丼、ハンバーガデパ地下かコンビニ弁当を買って帰る。

 

 

相変わらず忙しくて自炊ができない日々。

 

腸炎になってからは昔ほど食に興味がなくなり

 

簡単に食べられるものを好きなように食べていました。(主にに炭水化物)

 

仕事の合間の休憩には、引き出しにいっぱい入った

チョコパイやクッキーをいくつもつまみました。

 

 

初めての精神科・心療内科

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朝の通勤ラッシュでは

吐き気の発作と戦いながら通っていたため、

胃薬が手放せない日々。

 

下痢は日常だったけど、高校まで便秘体質だったのでそれよりマシでした。

 

 

内科には胃腸の薬を貰いにいっていて、とくに精密検査はうけていませんでした。

 

健康診断は毎年全部A判定だし

「ストレスでしょう」で終わるから。

 

 

お医者様は忙しいから、一人一人の話を丁寧に聞いてはくれなかったし、

 

私自身、連日締切に追われる仕事のストレスだろうと思っていました。

 

 

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ストレスのせいならば胃腸科では無く精神科の方かと思い、

 

一度精神科・心療内科に行ったら、随分若いイケメンの先生で驚きました。

 

一瞬テンションが上がりましたが、すぐに下がりました。

 

 

なぜなら先生は、問診票にさっと目を通すと病名の診断などは特にせず、

 

「とりあえずこの薬で様子を見て下さい」と言い、

 

得体の知れない説明もない「抗不安薬」とかいう物をくれたのです。

 

 

私は当時知識が無く、

 

依存性が高く飲んだらやめられなくなる、とか

頭がフワッフワになる、とか

ピー、とか

 

なんか噂で聞いたことがあり、

 

恐ろしくなり薬を全部捨ててしまいました。

 

 

次に行った時

「飲んでみましたか?」と聞かれ、

 

「怖くて飲めませんでした」といったら、

 

「そう。」で終わったのでした。

 

 

謎の薬を飲まなかったら、治療できないものなんだ・・・

 

精神科なんか行くんじゃなかったと後悔しました。

 

 

結局ずっと慢性的な体調不良の原因はわからずじまいで、

 

20歳の胃腸炎からもうズルズルと8年位経っていました。

 

ポイント

健康面

・転勤先の職場でストレスが増大した。

・ストレスで人との外食で胃がもたれる。

(会食恐怖症)

・食べやすいものを好きに食べていた。

(炭水化物に偏った食事)

・甘いものがやめられなかった

(エネルギー不足の可能性)

・朝の通勤満員電車で発作があった。

(条件付き発作)

・慢性的な胃弱、下痢が続いていた。

(栄養不足・腸内環境の悪化)

 

精神面

・苦手な人との食事が辛いが我慢していた。

・食への興味が薄くなった。

・精神科・心療内科へ行って抗不安薬にビビり捨てた。

 

転勤先でのストレスは大きく、

体の不調が普通になっていました。

 

電車の発作も当たり前、下痢も日常、

食欲がないのはストレスと加齢のせい。

 

仕事に集中していれば忘れられる。。

 

 

しかし若さで何とか働いてきましたが、30歳近くなってキツくなってきました。

 

もっと体に優しい働き方をしないと壊れてしまう。

 

私は転職を考えるようになるのです。

 

 

⭐️ 第八話に続きます⭐️

 

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