きなことら

主に注文住宅とパニック障害について思ったことを書いていきたいです

難民編【第十話】二度目の精神科・心療内科受診

 

🐯 前回までのあらすじ🐯

高校まではストレスフリーの元気ハツラツ、ご飯大好き人間

大学受験二度の失敗で、初めての挫折と、胃腸炎パニック発作を経験。

発作は早朝の電車猛烈な緊張の場面、人との会食で条件付きで起こる。(吐き気か下痢)

発作に加え、慢性的な胃腸不良と肩凝りが酷くなり退職。

胃腸科で検査の結果、異常なしと判明。

再び心の病気を疑う。

 

【第十話】二度目の精神科・心療内科受診

 

先生によって全然違う

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前に初めて精神科・心療内科を受診した時のイケメン先生は、

 

ろくに話も聞いてくれず、

 

説明もほぼなしに抗不安薬を処方され、

 

ビビって全部捨てた苦い思い出がありました。

 

(その時の記事)

kinakoandkotora.hatenablog.com

 

ビビりながらも

 

再び精神科・心療内科を受診しました。

 

 

今回診ていただくことになった先生は、

 

なにやら一番人気の先生らしく、

 

看護師さんにも

 

「ラッキーですね」なんて言われました。

 

 

なるほど、、

 

前のイケメン先生とは真逆で、

(顔面の造作とかではなく)

 

信頼できる先生でした。

 

 

初め、別室で

 

看護師さんが話を丁寧に聞いてまとめてくれて、

 

先生はそれを読みながら、

 

私の話も聞いてくれました。

 

 

途中鼻水垂らして泣き出したりして、

 

激しく面倒な患者だったと思います。

 

 

「典型的なパニック障害だね」と診断され、

 

処方する薬について、

 

とても丁寧に説明してくれました。

 

 

薬について不安が拭えない私を安心させるためか、

 

「自分の妻が妊娠中でも飲ませられるかな。」

 

と言ってくれ、

 

安心して、初めて薬を飲むことが出来ました。

 

当時の処方薬

ピーゼットシー糖衣錠2mg

スルピリド錠50mg「アメル」

メイラックス錠1mg

 

薬は魔法だった!

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そしたら魔法のように、

 

吐き気の症状がピタリと止まったのです!

 

「奇跡だ!治った!!!」

 

 

私は感動しました。

 

なんかずっと喉らへんが気持ち悪かったから、

 

凄〜く嬉しかった!!

 

 

先生に満面の笑みで

 

「助かりました、体調良くなりました!」

 

と感謝をお伝えしました。

 

先生もとても嬉しそうな顔を見せてくださいました。

 

 

「これでどこへでも行ける!仕事も出来るぞ!」

 

私は転職活動を再開しました。

 

諦めてたけど、婚活もまた始めました。

 

 

「もっと早く先生に出会っていればよかった!」

 

腸炎になってから、

 

騙し騙し胃腸薬で誤魔化してきたけど、

 

パニック障害という言葉に気付くのに、

 

もう10年もたっていました。

(数年後、違うことがわかりましたが・・・)

 

 

浮かれた私に伝えたい

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そしてこの薬を飲んだ事により、

 

今の苦しみから少し解放されただけであり、

 

後に悩みが増すことになるとは、

 

この頃はわかりませんでした。

 

 

薬で症状が綺麗に消えた私は浮かれていました。

 

病気は治ったのだと。

 

脅威は去ったのだと。

 

お薬様最高、君は友達。と・・・

 

 

しかし現在の私は、

 

この頃の脳内お花畑野郎の私にこう言いたいのです。

 

 

薬はあくまで対処療法で、根本治療では無い。

薬だけでは治せない。

 

自分で生き方、生活習慣、考え方を修正し、

体に必要な栄養をとり

自分の病気は自分で治す事に気付いて欲しい。」

 

 

他人や薬に頼ってばかりの私。

 

これでは、

 

胃腸薬でごまかしていた時と何も変わらないのです。

 

体の警告を再び無視して、

 

よしとしているのですから。

 

 

◆勉強MEMO◆

ご注意:

一般人の私が、お医者様の言葉、本、ブログ、動画等で学んだ知識をメモとして残しておりますこと、ご了承ください。

 

パニック障害で使われるお薬

 

ベンゾジアゼピン系の精神薬 (抗不安薬)

不安を早く取り去ってくれるので、

頓服薬としても使われる。

GABAの作用を強める。

(GABA:精神を安定させる。ストレスの緩和、リラックス)

 

短時間作用型

効果がすぐ効く反面すぐ切れるので、

離脱症状が起こりやすい。

 

中時間作用型

パニック障害の頓服薬的に使うことが多い。

 

長時間作用型

緩やかに効いて緩やかに切れるので

依存が少ない。

 

副作用

眠気・依存・離脱症状など。

 

 

SSRI (抗うつ薬)

選択的セロトニン再取り込み阻害薬

セロトニンを増やす。効くまでに時間がかかる。

(セロトニン:幸せホルモン。精神の安定、安心。)

 

パニック障害は、

セロトニン不足が一因と考えられている。

 

副作用

服用初期に、副作用が出ることがあるので注意。

(数週間で消失傾向とのこと)

吐き気・下痢・イライラ・性機能障害など。

 

 

ポイント

健康面

パニック障害と診断を受けた。

(後に誤診と判明)

・薬で発作が綺麗に消えた。

・薬の副作用でよく眠れるようになった。

(朝起きれず、寝すぎてしまう)

 

精神面

・信頼できる主治医に出会えて嬉しかった。

・説明を聞いて薬を飲むことができた。

・薬で症状が綺麗に消えてとても嬉しかった。

・転職や婚活を再開する意欲が湧いた。

 

⭐️ 第十一話に続きます⭐️

 

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