🐯 前回までのあらすじ🐯
高校まではストレスフリーの元気ハツラツ、
ご飯大好き人間。
大学受験の失敗で、初めての挫折と、
発作は条件付き(朝の電車、緊張、会食)
で起こる。(吐き気か下痢)
診断名は”広場恐怖症”と”嘔吐恐怖症”
妊活中に吐いてしまいトラウマに。
初めて鬱になる。
【第十七話】鬱病併発
吐き気に脅される日々
体は一日中吐き気に怯え、食欲もなく、
口当たりの良い炭水化物やお菓子を食べました。
毎日どこにも行かず
閉じこもっていました。
かろうじて家事はしていたけど、
スーパーもたまにレジで発作を起こすので
行くのが怖かった。
できないことが増え、体力は衰え、
色んな人に心配される程
痩せこけていきました。
元気だった頃からもう10年経っていました。
年々悪化して弱ってくると共に、
心がどんどん荒んでいきました。
鬱で凶暴化する感情
元気で幸せそうな友人達を
とても羨ましく、
妬ましく、
そんな自分が心底嫌いでした。
友人に連絡を取ったり
会うのもやめていきました。
理由は
病気を知られたくない
嫌われたくない
短気になった
妬んで嫌ってしまいそう
だったからです。
実際20年来の仲良い友人に、
些細なことでブチキレてしまいました。
友人にキレたのは初めてでした。
友人の立場になって考えたり、
優しくする余裕がゼロでした。
昔なら笑って許したり、
引き受けたりしていたことが、
何もかも無理になっていました。
興奮が冷めてくると、
酷い自己嫌悪に陥りました。
「なんて自分は性格が悪いんだろ・・・」
何度も友人が夢に出てきて
仲直りをしました。
何度も何度も、何年も。
でも実際には仲直りできずにいます。
もう人と関わるのをやめました。
とても社交的だったはずなのに、
まるで別人のようになってしまいました。
昔に戻りたい
私は精神的にとても弱くもろかった。
長年の体調不良はとても耐えられず、
「昔に戻りたい、前のように元気に、
壊れる前の自分に戻りたい！！」と
ずーっと願って
頑張って耐えてきました。
「そもそも浪人なんかしなければ、
病気なんてならなかった・・・？」
「あの時ああしてれば、こうしてれば
人生やり直したい！」
たらればが止まりませんでした。
鬱と反すう思考
一日のほとんどを
ホットカーペットで横になって
寝て過ごしていました。
立って何かしようという気力が
まるで湧かなかったし、
何をしてもすぐに疲れました。
何もする気は起きないけど、
何もせずに寝ていると
ぐるぐると過去の反省や未来への不安、
吐き気に押しつぶされそうに
なっていました。
生きているのがしんどかった。。
そこで気が紛れるようにと、
何気なくYoutubeを見始めました。
この事がきっかけになり、
私は１０年たってようやく
”治療を病院に丸投げ”
の姿勢を改めたのです。
「元気な頃の、昔の自分に戻りたい」
という思考はダメ。
昔の、病気になってしまう行動・思考等を捨て、
見直し、アップグレードしなければ
せっかく寛解しても、また再発するそう。
大変勉強になりました。
精神科医・樺沢紫苑先生の動画
次回、
「病院に頼りすぎず自分で治す編」(勉強編)です。
⭐️ 第十八話に続きます⭐️
先の展開は目次に箇条書きで随時更新してます
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