きなことら

主に注文住宅とパニック障害について思ったことを書いていきたいです

ドン底編【第十六話】妊娠恐怖症?

※ご注意※

嘔吐恐怖症の方には少し辛い内容かもです

🐯 前回までのあらすじ🐯

高校まではストレスフリーの元気ハツラツ、

ご飯大好き人間

大学受験の失敗で、初めての挫折と、

腸炎パニック発作を経験。

発作は早朝の電車猛烈な緊張、会食

条件付きで起こる。(吐き気か下痢)

診断名は広場恐怖症”と”嘔吐恐怖症”

色んな病院や自費診療を試したが

即効性は無く途方に暮れた。

第5章 年々悪化していく病、人生ドン底編

【第十六話】妊娠恐怖症?

聞きたくなかった・・・

私が結婚する頃には、

 

既婚の友人は9割が第1子、

 

または第2子を産み終えた状態でした。

 

 

出産のお祝いに会いに行くと、

 

つわりや出産の壮絶体験談

 

を聞く機会が幾度もありました。

 

 

子供を抱いて幸せそうな友人だけど、

 

私はどんどん気分が沈んでいきました。

 

 

「皆が皆、つわりが酷かったり、

 

難産ではない・・・

 

頭ではわかってるけど・・・」

 

 

心の奥で、

 

妊娠=吐く

出産=吐く、死ぬ程痛い

帝王切開=傷が今でも痛む

子供=よく吐く

 

と勝手に紐づいてしまい、

 

嘔吐恐怖症の私には

 

妊娠・出産・子育ては

 

拷問に思えました。

 

 

友人は苦労話をした後で

 

「めっっちゃ痛いけど、

子供は可愛いよぉ、

産みなよ、あんたは産むべきだ

 

と言いました。

 

 

私は出産したばかりの友人に会うのを、

 

避けるようになっていきました。

 

 

恐怖体験を聞く機会がぐっと減って

 

少しづつ不安は減っていきました。

 

 

結婚してから体が変だ

 

しかし、結婚してから次々と

 

喘息、怪我、肉芽、口内炎、生理不順、

 

パニック発作の悪化などなど

 

小さいけど体調不良がやけに続きました。

 

 

主人とは一緒にいてとても心地よかったけど、

 

パニック発作は結婚前よりずっと酷くなっていました。

 

明らかに体の様子が変。

 

 

子供が欲しい

謎の不調と同時期に、

 

「結婚したんだから

 

子供を産むもんだし、

 

一姫二太郎欲しい」

 

と思い込んでいました。

 

昭和的。

 

 

通りすがりの妊婦さんを羨ましいと思ったり

 

赤ちゃんを見て可愛いと思いました。

 

まだ見ぬ子供の名前を決めて、

 

きっと可愛いだろうなと楽しみにしていました。

 

妊娠の恐怖

顕在意識(表面意識)では少し

 

妊娠の恐怖を忘れた数年後

 

 

そろそろ子供をと

 

妊活を始めたその日の夜に、

 

体が全力で拒否してきたのです。

 

 

寝ていたら夜中に飛び起きて

 

酷いパニック発作が襲い、

 

今まで発作で吐いたこと無かったのに

 

実際吐いてしまいました。

 

 

その後も吐き気は止まらず

 

救急車で運ばれたけど、

 

検査は異常なし。

 

 

心に恐怖の傷を負って

 

体は弱り、

 

3日ほど一日中ずっと眠っていました。

 

悪夢だった。

 

 

もうずっと寝て、

 

「このまま目が覚めなければいい」

 

とさえ思いました。

 

 

それ以降急速に性欲はゼロになり、

 

子供の話をしたり、

 

妊婦さんを見るだけで

 

吐き気がするようになってしまいました。

 

 

自分を嫌いになった日

私は自己嫌悪に陥りました。

 

動物、人、女、妻として

 

生きてる価値がないと思いました。

 

 

その上お金も稼げず、

 

パートすらもまともに続けられない体調でした。

 

 

夫に申し訳なく、

 

「お金も稼げないし、

子供を産めそうにないから、離婚を・・・」

 

と言ったけど、

 

「お金や子供が欲しくて

結婚したんじゃないから」

 

と言ってくれました。

 

 

「こんなにダメな私も許してくれるんだ」

 

嬉しくて涙がボタボタ溢れました。

 

 

結婚後ずっと体調が変だったのは、

 

妊娠への恐怖が潜在意識(無意識)にあり、

 

心身が子供を身籠もるのを

 

全力で拒否していたからでした。

 

 

私はそんな自分が許せなく

 

自分を嫌いになりました。

 

 

酷いパニック発作がトラウマに

酷い発作以降、

 

寝てると突然、

 

あの悪夢の日と同じ時間に、

 

吐き気で飛び起きる日々を繰り返しました。

 

 

トイレまで行くけど吐けない。

 

私の最悪のシナリオは吐くこと。

 

死ぬことよりも辛く恐ろしかった。

 

毎日寝るのが怖かった。

 

三大欲求の全てがゼロになった時でした。

 

 

再び名医の元を尋ねると、

 

それはパニック障害だね」と言われ、

 

また薬を飲み始めることになりました。

 

 

もう毎日死にたくなっていました。

 

生きるのがこんなに辛いなんて知らなかった。

 

ここはまさに地獄だと思いました。

 

ポイント

健康面

・結婚後、小さい不調がずっと続いた

 

・妊活したら夜中吐いてしまった

 

・救急病院で異常なし

 

・後日何度も夜中に吐きそうになった

(パニック発作)

 

精神面

・友人達から出産の壮絶体験談を聞いて、

出産恐怖症になった

 

・自分を許せなく、嫌いになった

 

・初めて希死念慮が出てきた

 

ドン底編だけに、少し暗い内容ですが・・・

光は必ずさします🌤

今はとても元気です

 

⭐️ 第十七話に続きます⭐️

 

先の展開は目次に箇条書きで随時更新してます

下の目次リンク集からどうぞ💖

 

関連記事

kinakoandkotora.hatenablog.com

 

kinakoandkotora.hatenablog.com

 

目次リンク集

kinakoandkotora.hatenablog.com